symfonyで独自loggerを実装する

WEBサーバへログイン出来ない環境でお仕事をした。
phpファイルのコピーは問題ないのだが、各サーバへ出力されたログを見ることが出来ないため、何かしらの解決策が必要になった。

各サーバで出力したログを転送したりいろいろアイディアはあったが、インフラ側でいろいろと作業が必要になるためこれは却下。
そこで、アプリケーション側だけで対処可能な、データベースへログを記録する方法をとった。以下、その方法のメモ。

ロガーの実装

方法は以下の2つがある。
1.sfLoggerを継承する
2.sfLoggerInterfaceを実装する

今回は1を選択した。

DatabaseLogger.php

<?php

class DatabaseLogger extends sfLogger
{
  protected function doLog($message, $priority)
  {
    try {
      $con = Propel::getConnection();
      $sql = "INSERT INTO app_log(priority, message, info, timestamp) VALUES(?, ?, ?, NOW())";
      $sth = $con->prepare($sql);
      $sth->execute(array($priority,
        'Request: ' . $_SERVER['REQUEST_URI'],
        $message));
    } catch(Exception $e) {
    }
  }
}

設定ファイルの記述

factories.ymlで今回実装したロガーを利用する記述を追加する。
（sf_database_debugのところ）

  logger:
    class: sfAggregateLogger
    param:
      level: debug
      loggers:
        sf_web_debug:
          class: sfWebDebugLogger
          param:
            level: debug
            condition:       %SF_WEB_DEBUG%
            xdebug_logging:  false
            web_debug_class: sfWebDebug
        sf_file_debug:
          class: sfFileLogger
          param:
            level: debug
            file: %SF_LOG_DIR%/%SF_APP%_%SF_ENVIRONMENT%.log
            file_mode: 0660
        sf_database_debug:
          class: DatabaseLogger
          param:
            level: debug

こうすることで、データベースにログを書き出すことが出来た。